正しい脱重の仕方 RR>マルケスのなだめかた
正しい脱重の仕方
まるで膝擦り小僧
第6戦イタリアGPの公式予選、マルケスに加えペドロサも不調ですね。
なんか、昔の膝擦り小僧みたいに体だけ、先走ってます。
もしかして昨年よりリアタイア太くなった?
第6戦イタリアGPの公式予選は30日、ムジェロ・サーキットで行われ、ランク5位のアンドレア・イアンノーネが今季4度目のトップタイムをマーク。最高峰クラス39戦目で初めて、キャリア通算9度目のポールポジションを奪取した。 マルケスはまさかの13位!
乗れてないからバイクはおっ立てで、サスも延びてしまっているのか、そもそもそういうセッティングなのか不明ですが……
お二方は、いわゆる脱重の失敗例そのものです。
明らかにノレている時と違います。
フロントゴケの臭いがプンプンです。
さて、
明日の決勝までに直してもらいましょう。
マシンのセッティングはさておき、
こういうライディングになる理由は明白です。
お二方とも、自身の体重が支えきれていません。
腕の故障のせいなのか、ハードブレーキすぎるのか、うまく走れていない気負いからなのか、両方なのか。
左腕と右腕の役割の違い
因みに左手を負傷した時の右コーナーはマシンのバンキングが遅れるのでライダーが先行するか、
そのまま右腕で体重を支えてノリック乗りみたいになるとかの特徴があります。
理由は、支えることや、動かすことに精一杯なときには、「アクションの境目の抜重なり加重のためのもう一仕事」を行う余裕が確保されていないことが多いからです。
確保されていないと、そこで腰砕けになったり、タイミングを失ったり遅れたりしてしまいます。
見た目には逆で、クイックに見えたり、アクションが大きく見えたり、前向きに見えたりします。
(これは、はためには分かり難いことを意味しています)
対して右腕の負傷はブレーキングを始めとしたライディングに影響しない場合があります。
それは右腕の役割に、「力技としてのコントロール」の割合が少ないからだと思われます。
「右腕の機能を全力で使うという余裕のないライディング」は普段から行なっていないからとも言えます。
※もしも「フルブレーキング時には左右の腕で均等に支えている」と思われる方は、考えなおしましょう。
確認の方法は「フルブレーキング中に右肩(左右)を回してみる」とわかります。
今回は、いわゆる腰砕けで、マシンの下にライダーが先走って入り込んでしまった時のようなライディングです。
バンク角も通常より起きてしまっているように思えます。
あるいは進入時のトラクションをかけきれていないので、安心感がないと感じてしまっているのかもしれません。
まあ、ほんとうのところは知る由もないうえに、本当の理由も出てこないような気もします。
スタッフの出番
こういうカエルの潰れたライディングになってしまう時こそ、スタッフの出番です。
もちろん、ブレーキを弱めに掛けろ! とはいえません。
できるのは、ブレーキのリリースに関してと気持ちの問題です。
タイミング
実際のブレーキのリリースタイミングとと、ライダーが「ブレーキをリリースしたと思うタイミング」をずらすことで、体重を支えることで精一杯で、「自身の自重をコントロール出来ていない」ことから若干解消することが出来ます。
ライダーがブレーキをリリースしようと決めたタイミングより前に、ブレーキレバーから指をリリースしてしまうのです。
その結果、マシンが先行し、ライダーの腕の負担が軽減されます。
このことだけでタイミングをコントロールできる時間が作れます。
脱重
これは加重でも、抜重でもなく、ステアリングフリーにするときの手法の脱重です。
バンキング角速度なりステアリングの(自動)操舵なりの、「マシンセッティングとそこまでに行なったライディング」を腕で邪魔をしないようにするライディングです。
これは特別な走法ではありません。
ダートトラックでも、ジムカーナでも、オートレースでも、進入時に行うアクションの「別のアプローチの方法」です。
スタッフは、ライダーにそれを思い起こさせてあげるとよいでしょう。
もう一つのおすすめは右膝ストッパー……
もう一つは半眼… もう一つは武士の心構え…
なだめる
とにかく、今週末のような、落ち着きのないマルケスではダメです。
きちんと、落ち着かさせて、なだめて、いつものマルケスにさせてください。
そうなればレースが面白くなります。。
なだめ方は… 手頃なおもちゃを与えるとか…
とりいそぎ、
ろくに解説していませんが、
腕の脱重の仕方でした。
やっぱり「ブレーキディスクは小さく」に一票!





















