「ベストな走り」 (「理想のライン」その4)
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「ベストな走り」の結果、通ったラインを「ベストなライン」とします。
で、人・マシンが進化すれば常にライン、あるいはスピードが変わっていくので「ベストなライン」は常に過去形です。
それを誰かが「理想のライン」とよび、それを信じてお手本にしようとします。過去を追いかける人たちということになりませんか?
「理想のライン」を追い求める人は、人の後ろしか走れない人を作ろうとしているように見えます。
ということでここでは「ベストな走り」の走り方を紹介します。
【走り方】
・加減速含めて何となくのスピード、何となくのラインを決めます。
これは経験値で。
・コーナリングの開始ポイントを決めます。
コーナリング処理を始めようと決めた場所のことです
速度が一番落ちる場所のことではありません。
・必要な減速処理が終わったら曲がれるだけ曲がります。
・コーナリングを開始したら次はそのときの風景(状況)でアクセル・スロットルをあける場所をどこにするか、その場で決めて決めた場所からアクセル・スロットルを開けます。
・結果を頭に叩き込みます。
結果とはインとアウトがどのくらい開いたかです。
ラインはおまけです、叩き込まなくてもいいです。
以上が「ベストな走り」です。
ただし、イン側にぴったり付いてしまったり、内側を向きすぎた場合、あまりにもインが空きすぎた場合は、そのコースでの練習としては失敗です。
失敗例はためすぎてもデメリットになるので忘れ去ってもかまいません。
コーナリング開始時のスピード、ポイントが違ってもそれらは全て「ベストな走り」の1パターンです。
頭に叩き込みましょう。
これが前述の経験値です。
この「ベストの走り」の中からをコースに会わせて一番タイムが良さそうなものを繰り返し選びましょう。
かなりのタイムが出てくると思います。
マシンのスペックがそれなりなら、コースレコード(サーキットレコード)も夢ではなくなっていると思います。
それを誰かが「理想のライン」とか「レコードライン」とか行ってくれたら素直に喜びましょう。
後ろを走ってくれる人が増えることを示唆しています。
(マシンのスペックが低い人は練習そのものをライバルに見られない方が良いでしょう)
「ベストな走り」はこのコース、その他の条件による、今だけの「ベストな走り」と思うようにしましょう。
その方が長期的な未来が開けていくことでしょう。
つづく・・



















