2016年式MotoGPライディング

2016年ロードレース世界選手権MotoGPクラスのライディングについてとりあえず、昨年との違いを勝手に妄想して宣言しておきます。

もちろんミシュランのタイヤを見たわけでも、ましてやマシンに触ったわけでもないので、間違いだらけでも仕方がないのは言うまでもありません。

あくまで今のミシュランタイヤを遠目に見た妄想なので形が変わればライディングも変わる事も言うまでもありません。

 

 

今年のライディング(フォーム)

前から嫌いだった脚出し走法は影をひそめることになるでしょう。

ロッシの順応速度が遅いのは年齢的に良いとしても、ただでさえ軽いペドロサがいつまでも足を出しているようではいけません。

理由は今年のタイヤセットで以前のように真下に押し出したのでは非効率だからです。

ただでさえリアのバンク角速度(すなわちバイクのバンク角速度)が遅くなってしまうので、下方向ではなく、横方向、旋回方向へのシートまわりの引っ張りが必要とされるのにです。

脚だしはライダーが何もしなくてよい、かえって邪魔な時の走法と思われるからです。

これでコンマ5秒は取り返せると思われ。

ちなみにこのライディングは正しくハングオンですね。そしてもしかしたら正しくトラクションをかける(横方向に引っ張る)と言える状態かもしれません。

そしてこの横方向への設置面的なスライドが行われると、フロントのトラクション抜けによる転倒が発生しやすくなるのですが、これはただの慣れで済ませて良いでしょう。多分、初期のミシュランと今のミシュランとで根本的に特性は変わってないのではと思います。

そういうわけで昨年よりもライディングが派手になり、ライダーが積極的にマシン操作をしているところが見えるようになるのではないかと思います。

絶好調の時のマルケスのようなライダーとマシンがシンクロして見えている時に比べライダーが先行するような感じが垣間見えると思います。

 

そしてこれはMotoGP慣れしていない普通のライダーにとっては朗報で、参入しやすくなったと言えるでしょう。

 

ECUの変更は結局ライダーが収束してしまうので影響はないと思われます。

ただし、もしも最新のECUのままで相変わらずの侵入スライドを積極的に行う羽目になってしまった場合は昨年よりも大きくスライドさせなければいけない上にフロントもリアもそれには適していないという、最悪の組み合わせになったのではないかと思います。

と、侵入スライドの話が出たのでもう少し具体的な「侵入スライドが必要なわけ その3」を書いてみようと思います。

なぜ今年はバンキングが遅くなったのかとか、なぜ真下に押すとフロントゴケしやすいのかなどもあわせて説明できるかもです。

では。

 

 

 

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