しゅうちゅうりょく【集中力】

精神安定剤のように頻繁に使われるが、実際には有用なようでさほど有用ではないばかりか、
使い方を誤ると知らず知らずのうちに負のスパイラルに陥り本来の実力が発揮できなくなってしまう、魔の言葉。
トップアスリートが多用するとその副作用で、身を滅ぼす場合がある。

残念ながらメディアや一般人が異常に聞きたがるキーワードであることや、
不調な時や、トップではないアスリートには有用なため、捨てるに捨てられず、始末におえない。
つまり、使い方を誤ると悲惨なツールである。
同様な言葉に「頑張る」「一生懸命」「精進」「感謝」「おかげ様」などがある。

集中が必要な人はこのように覚えてください。

本当に集中している時には、本人は「集中」も「集中力」も意識していないものです。

しかし、これでは身も蓋もないので「集中の仕方」を。

その1
レース前:「集中するぞ!」
レース中:「集中、集中」

この方法の特徴は、以下のとおり。
・雑念は減る
・ストレスが増える
・体力を消費している
・集中する対象をわかっていない

その2
レース前:集中する箇所と、集中しない箇所を書き出し整理し、リソースを割り振る
レース中:計画通りに実施する

この方法の特徴は、以下のとおり。
・雑念は減る
・効率が良い
・体力を消費している

その3
レース前:問題点を整理し、整理したら忘れる
レース中:レースを楽しむ

この方法の特徴は、以下のとおり。
・雑念がない
・効率が良い

ということで「その3」をおすすめします。

その3を実施するための具体的な方法は2つです。
・本人がそのとおりに行う
・トレーナーがその気にさせる

「集中する」という言葉の真意は「練習で培ってきたポテンシャルを正しく決勝で発揮する」ということです。
しかし、そのポテンシャルを本人が正しく認識していない場合があります。
本人任せが良くない場合があるということです。

そこでトレーナーにきちんと仕事をしてもらいます。
「君が一番だ」、「大丈夫だ」とかのお馬鹿な暗示ではなく科学的にです。

このことを含めて次回、説明します。

次回は、
「勝つための走り方(神のなり方) 選ぶ」

では。

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