マルク・マルケスが前傾している理由 #2
何のことはない、昨今はコーナリング中の転倒はフロントゴケだけ想定していればよいらしい。
リアのスライドは、最適なスリップ率に正確にコントロールされているらしいからです。
であれば転倒時のダメージを考慮したなら、上半身は限りなく地面に近づけておくのが得策でしょう。
それらのフォームは単なる転倒対策のようにも取れます。
リアタイヤのスリップ率のみならず前輪との中心軸のズレまで考慮して制御できているのでしたら、未だ使いきっているとは思えないリアタイヤにもっとトラクションを掛けるべく、
後乗りしたほうがより高次元な領域に踏み入れるということでしょう。
しかし
リアタイヤをコントロール下に置くためにはアクセルオンが望ましいので、逆にリアのトラクションが十分ではないうちからスライドさせるお手軽なライディングにはしっているのでしょう。転ばないし。
加えて膝擦りはともかくとして、ひじ擦りはスリップダウンしかかりの時にフロントタイヤを強制的に切り込ませる効果があります。
そのうちだれか(多分マルケスですが)が肘擦りでリカバリ―する場面が見れると思います。
膝はというと・・ここまでバンクしているとどうでしょう? 昔見たくバイクが起き上がるわけでもなく、トラクションが抜けていくだけで・・(積極的に使えるかどうかの知見不足でわかりません)。
彼らに対しバンク角がすごいといわれていますが、逆に40度ぐらいでスライドさせるほうがはるかに難しい気がしたりします。
彼らのすごいところは別のところに山ほどあります。
そんなわけで、あくまでコーナリング最速のロレンソに一票!
そして後乗りをやりやすい、デッカイ人達に一票!
次元はまだまだ上げられるでしょう。





次回あたりに、ぜひとも取り入れてほしい、ドゥーハンのリアブレーキ乗りを紹介の予定
もおひとつ

隙間があると入られてしまいます

インディアナポリス決勝のロッシのタイヤ痕
なんにせよ、マルケスのライディングは百戦錬磨的ですね。




















