セッティングの考え方:リヤーが滑るので柔らかくしたらグリップが上がる現象を例題に

サスペンションセッティングの考え方

 

リヤーが滑るので柔らかくしたらグリップが上がるという現象があるらしい。

さてさてこれをどうやって料理(理解)しましょうか

 

このサイトで、この出だしからして、否定するのは見え見えなので見解を最初に書いてしまうとこうなります。

キースコード的にはこの命題はプロダクトにはなり得なく、サブプロダクトだとしても末端に位置し、この命題を正しく理解(駆使)できる奴はすでにこんな命題は不要なくらいのスペシャリストである。

要するに、これはほとんどの相手に正しく伝わらないし、理解されないし、鵜呑みにして良い事も少ないし、そもそもこれが当てはまる場面はものすごくピンポイントだと思われることから自体を複雑にするだけでなく、目的のサスセッティングへの解答から遠ざかるばかりなのでは?と思われるのです。

 

バイクにおける一番のキーワードはモーターサイクルであること

バイクセッティングを考えるうえで必要なのは、まずバイクの仕組みを知ることから、に異論はないでしょう。

一番特徴的なのは移動するモーターサイクルだということ。

 

重量物が回転しながら移動し、移動の際にはその環境の影響を受けるということ。

そして慣性と回転などの物理的キーワードに時間が加わってきます。

回転を時間軸に乗っけると円ではなく、たとえば周波数で表される波に近くなってきます。

そしてサスペンション自体も時間軸を持った往復運動なのでやはりそこには周波数の存在があります。

例えばサイン波とかのこぎり波とかのようなものです。

(ここでは周波数はサイクルで、今はヘルツだというのは無視します。)

そしてそこに移動の際の影響、外乱を受けるわけです。

どこでその外乱を受けるかで、その影響は180度違ったりするわけです。

そしてこのサイクルというか周波数は数えきれないすべての動きに対し固有に存在し固有に影響を受けます。

この複雑怪奇な症状から一つのセッティングを導き出すために有効なのは、複雑なことを簡略する前に複雑であることを認識したうえでぶれない基点を見つけることからだと思います。

この基点がキースコード的なプロダクトのことです。

そしてその解決に、このサイクルが非常に有用というか、全ての基点になり得ることを説明したいと思います。

 

リヤーが滑るので柔らかくしたらグリップが上がる

改めてこれを解析してみましょう。 次回に。

 

 

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