まいける・どぅーはん【マイケル・ドゥーハン】 新解明国語辞典
1994年から1998年までロードレース世界選手権500cc5年連続チャンピオン
スタイルがよく美男で生真面目な奴は同性に嫌われる。
愛想が悪いとメディアに嫌われる。
技術面の評価にビジュアル・サービスが時にマイナスに働くという例。
評価する者の妬み、嫌味の格好のターゲットになることで有名な絶対王者
Wikiに異論はないので詳細はWikiで⇒ wiki
素人が下す評価はともかく。
プロのレーサーになろう、育てよう、と思ったら彼を目標とするとよいと思います。
彼を評価しろと言われたら、評価の対象は「プロのレーサー」としてでしょう。
「同時期にライバルがいなかった」とか「華がない」とか「面白くない」とかは彼に降りかかった不運でしかありません。
プロのレーサーの仕事は、好調な時に勝つこと、運が良ければ勝つこと、だけでは足りないと思います。
チームのため、スポンサーのため、支援者のため、観客のため、業界のため、後続のため、これらも重視すべきです。
特に重要なのはそこで走れること、走らなければ始まりません
例えば契約してもらえることです。
彼を雇った(契約を結んだ)HRCから見て彼はどうであったでしょうか?
勝つために努力し、勝てないとわかったら引退し、引退後もその持っている知見をいかんなく発揮しています。
ドゥーハンの記録を破ったバレンティーノ・ロッシのGPアドバイザーはドゥーハン自身が努めていました。
HRCにとってマイナスイメージとなる要因が一つでもあったでしょうか?
あるものを利用し、なければ作り出し、そして正しく見極める。
調子の良い時ばかりではありません。
一旦沈んだら再浮上が難しい業界なので不調を乗り切る技も備えておくことです。
そして速く走るためには何が大事かも正しく認識しておく冷静さも大事です。
例えば丁寧に乗ることにより失うタイムラグとか。
例えば乗りやすいバイクも大事だけど、乗りにくいの意味を見直すことです。
それではドゥーハン乗りをしてみましょう。
例によって妄想です。
ドゥーハン乗りといえば左右のフォームが大きく異なることで有名です。
理由は「有名なトレーナーによる無意味なアドバイス」が耳に入らなかったからでしょう。
正しい自信と知識は「一見正論」を排除するのに役立ちます。
理想的なライディングフォームがあるとしたらそれは絶対「左右非対称」でしょう。
人体において左右対称なものなど一点もないのですから。
左右対称が必要なのは「ビジュアルが採点基準に含まれるスポーツ」か、
「相対的に高評価を出したいトレーナー」にです。
勝つためのレーサーには不要です。
話はそれますがライディングフォームがきれいなライダーとしては、ワイン・ガードナーがピカイチと思います。
その美しさにも学ぶところがあるので、参考にしてみてはどうでしょうか。
片山 敬済も同系統ですね。
片山氏のFBではライディングフォーム診断を行なっておりました。活用しましょう。
https://www.facebook.com/takazumi.katayama
で、
ドゥーハンのフォームはそのすべてに「理由」が詰め込まれています。
特に通常時と負傷時などの変化を比較すると大変貴重な情報がくみ取れます。
ヘルメットの角度(視線の向き?)一つとっても当人の個体差としての
視力や、視野や、気合や、コースによる必要情報などにより理想的な状態は逐一異なると思われます。
で、左コーナー。。
右脚がポイントです。
右膝がシートにかかるまでハングオフしています。
これにより左コーナーはリアブレーキを安定してコントロールでき高次元なコーナリングを行うことができます。
リアブレーキを使うことができない時期は右脚を安定した状態に置きたがったかと思われます。
これにより右脚負傷時の回復の程度によるばらつきの影響を最小限に抑えることが出来たと思います。
次に、右コーナー
右コーナーはアクセルがポイントです。
スロットルオフ+ブレーキングからパーシャル、全開までの一連のスロットルの操作に手首と肘とかが邪魔にならないようにするのに適したフォームです。
右コーナーでスロットルの操作を重視した結果は、それが結果的に前乗りだろうが後ろ乗りだろうが関係なくそれが右ドゥーハン乗りです。
左コーナーも同様にします。
実際にはすべての場面でハンドル(スロットル)と腕の角度をなるべく一定に保つように努力しています。
「ドゥーハンはスロットル操作が丁寧だ」は結果で、覚えておくことは「スロットル操作を重視する」そして、「ドゥーハン乗りはスロットル操作を安定して行える」です。
まあ賢いっていうことです。
これでピーキーなバイクに乗ってもその真価を発揮できます。
全体としては体格が違いすぎるので見た目はかけ離れていますがランディ・マモラ乗りに近かったりします。
どちらもベストです。
では























