この例が実践に役に立つかはともかく、走行中の頭脳は平時よりおバカです。
その場の判断ではなく、机上の計画も取り入れてみるとよいでしょう。

キーワードは三つです。
 近づきすぎると逆効果になることがあること。
 通常と違うアプローチも検討すること。
 頑張るのではなく、ベストな走りをすること。

長々と、スペックと技量で抜けないときのオーバーテイクの一例を今まで説明しました。※1
今までの説明をまとめると、ストレートで抜けるだけの速度差を意図的に作り、その速度差を利用して抜くということです。
速度差を作るためには一度距離を置くことの必要性を述べてます。
相手がすべて自身と同条件であれば机上のこの作戦は成り立ちにくいのですが、マシン差、セッティングの違いや技量の違いが実際のシーンでは加味されることを期待し計画します。
まずは自身と相手の技量を図り、コースレイアウト上の特性を利用し、数字的に抜けるかどうかの判断をします。
加えて技量や環境のムラも考慮に入れ、さらには相手を効果的に妨害することも考慮します。
そして計画が成り立ち、抜けるときには自信を持って抜きます。

計画が成り立たない場合は、おとなしく後ろを走ることがベストな選択です。
オーバーテイクは別の場所でトライしましょう。

では・・・

※1
ここでの抜けないとは、パワーで抜き去るとか、コーナリングのアプローチ時にイン側に並ぶことができないことです。

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